ドゥエイタリアン from 東京 (福岡ラーメンショー2015)
ドゥエイタリアン
麺:細ストレート スープ:ワイルドチーズ
価格:750円
まったく異質な雰囲気
★★★★★
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雨なのねー。
泣く子と 雨と 得失点差で優位に立つジュビロには敵わないのよね・・・
がんばれトリニータ!お願い!もうマジでお願い!最終戦勝って!
次ダイハツ買うけん!だけん勝って!

おつまみストリートの各お店もめっちゃヒマそう。
だーいじょうぶって!金土日はめっちゃ晴れるけん!
めちゃくちゃ人来るけん!
今日はもうゆっくりしときー。

ひときわでかい幟のドゥエイタリアン。
2杯目はここに決めてました。

トッピングがさ!トッピングせんけどさ。
ラーメンのトッピングがさ!
ダブルチーズよ?生ハムよ? ありえんw
わーい ちょっとオモシロ系やーん! ブログネタに最適やーん
そんな浮ついた気持ちは 食券を出すときに雲散霧消する。

私も そこそこの数のラーメンを食ってきた。そこそこの数のラーメン屋に行った。 この厨房は違う。
ラーメン屋の厨房とはまったく違う雰囲気が満ち満ちている。
「いらっしゃいませー!」「かしこまりましたー!」「○○いっちょー!」「お待たせしやしたー!」
そんな世にある普通のラーメン屋さんの雰囲気は皆無。
そこに凛として存在するのは「真剣」 そして「緊張」。
厨房に張り詰められた糸がピンと音を立てている。
腰に手をあてたシェフが 俺の本気を食ってみろとばかりの表情。
スー・シェフは師の意向に反した行動が無いように細心の注意をもってトッピング。
パルティでさえも笑顔の裏から真剣さが漏れてくる。
「黄金の塩らぁ麺」と付けられた名前の「らぁ」の文字に騙されてはいけない。
やわらかな平仮名とは裏腹に ここには硬度89のイオンが充満している。

イタリアンなラーメンって要はトマト系やろ? なんて安易な考えを覆す 塩+チーズ。
じわじわと表面をスープの中に沈めながらも
決してその形は崩そうとしないチーズ。
これに近い絵は昔、佐世保で見たことがある。
だがその雰囲気はまったく違う。
そして先ほどの厨房で感じた雰囲気ともまったく違う。
たおやかで柔和な表情をこちらに浮かべる麺。

麺。細麺でストレート。そしてやわらかい。
「麺はカタやなからんと!」的福岡人の考えは
シェフの敏腕によって ワンエイティさせられる。
グルテンの表面を充分に変質させられた上でスープに落とされた麺は
そこからヒトクチ目までの間の時間に 計算されたうまみだけを吸い込む。
結果、スープのうまみをしっかりと感じさせる麺となる。

スープ。熱い。福岡では考えられない温度。
鶏油であろうか?表面の油が香る。

穂先メンマ! ここまで洋の趣だけを全面に押し出したかのようなラーメンの具がメンマ!
やわらかく、中華の香りを漂わせるメンマがチーズにここまで合うとは。

混ぜる。躊躇無く。
口の中で 上半分ではチーズの香りを楽しみながら
下半分ではダシの味わいに酔いしれる。
そのそれぞれは決して分離することなく優しく融合し
今までに私の舌が経験したことの無い世界が始まる。

濃い目の味わい。 ゆるやかな喉の通り。
そして頬の内側をゆっくりと 残り香と味の分子が下っていく。
水が飲めない。
ゆったりと あくまでゆったりとこの後味に浸っていたい。
もしかしたら、この後味を楽しむために また、次のヒトクチのスープを呑んでいる。

これ すげーな! 流行るわけだわ!
っつーか これってラーメンか? イタリアンか?
カテゴライズなんかできんやろ。
強いて言うならスープパスタ? いやちがう。パスタじゃねーもん。
んじゃパスタラーメン! いやwそれ麺と麺やんw
そうか! スープラーメン! それ当たり前やんw
なんだこれ?
東京に3店舗あるらしいんだけど どのメニューも魅惑的よー。
お江戸に行くことがあったら 絶対行きたい!
<私信> ニー太 食え! うまい!
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