博多大将 - 福岡ラーメンブログ since2005

福岡・博多のラーメンを手当たり次第に食ってます。
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やっちゃんち ②

やっちゃんち カレーしなそば

やっちゃんち
福岡市中央区清川3-12-1 MAP

麺:中太縮 スープ:甘タマスパイシー
価格:900円 


 たぶん俺史上最強


★★★★★
 

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俺もバカじゃない。バカだけど。
表の看板に「支那そばカレー」の文字は見逃さない。
1日限定10杯だ。
自販機のランプは点いている。
ということは食えるということ。
いい大人が2杯食いなど ちょっとかっこ悪い。

いかがしたものか。
そしてさらなる問題点が・・・







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「支那そばカレー」である。
「カレー支那そば」ではなく「支那そばカレー」である。

例えばカツが乗ったカレーは「カツカレー」である。
唐揚げが乗れば「唐揚げカレー」だし
納豆が混ざれば「納豆カレー」である。

うどんにカレーがかかれば それは「うどんカレー」ではなく「カレーうどん」なわけで
カレー味の鍋は 「鍋カレー」ではなく「カレー鍋」である。

最も解りやすい例は コロッケである。
コロッケがカレー味ならば それは「カレーコロッケ」
コロッケが乗ったカレーは それは「コロッケカレー」だ。

これがカレー文法の基礎である。
高校現代国語である。









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「支那そばカレー」
である。

カレー文法から判断すれば 
これは「支那そばカレー」であるから

「支那そばが乗ったカレー」
    もしくは
「支那そばの味がするカレー」なはずである。

そして表看板の写真からは 全く麺の存在は確認できない。









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どうするべきか。
ついさっき、うまい支那そばを1杯食ったばかりだ。
あまりのうまさに汁までぜんぶ呑んでしまった。
けっこうな感じでハラパンパンである。

だが気になる。「支那そばカレー」
これで 「ライス系」が出てきたらアウトである。
「麺系」ならイケる。
麺食った後の麺はベツバラだから。
麺はベツバラだよねー!


どっちだ・・・ どっちなんだ・・・・
そして食うべきか食わざるべきか・・・









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ふと見上げると 正面には福岡が生んだ大スターのサインが微笑む。
そして俺にやさしく語りかけてくる。

「お店の人に聞けばよかやん」





なるほど!!! その手があったか!!!
目からカラコンが落ちる思いだ!











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俺:すいません 「支那そばカレー」ってあるじゃないですか。
   あれって カレーなんすか? 麺なんですか?


店主さん:麺です。







話はシンプルだった。
すっと立って食券機にお金を入れた。
奥さんがうわあ ありがとうございますー」とおっしゃった。
ありがとうの前の うわあ にはどんな意味が込められていたのか
それは俺には計り知れない。






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喜多方本を見ながら待つ。





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ってかさ! 喜多方! 
なんか福岡人ってあほみたいにラーメン食ってるって思われがちだけど
いや俺はそうだけど
喜多方人ハンパ無くね?
こんな小さなエリアにこんだけのラーメン屋が在って それがすべて稼動してるわけでしょ?
すげーな・・・ とか思ってたら 頭の上からスパイス香が降ってきた。






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う・・・・わ・・・・
香りが伝えられないのが悔しい。
カレーに詳しくないのが悔しい。

鼻の奥にピリッと来るような独特のスパイスの香りが
刺激的に上がってこない

あくまでやさしくふんわり上がってくる!
ピリッとふんわりである。なんだこれwww
もー ウヒョウを突いてくれるわー





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ん~~だっ!!!!!
うぉぅ! すげぇ! 





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なんか どこかで修行してきました系の 
カレーとスパイスにはまりすぎちゃってとうとうお店出しちゃいました系の
日本人がやってるカレー屋さん系の
奥さんに「カレーバカ」「カリーバカ」と呼ばれるあの店の大将が足げく通う系の
そんなお店のカレーのスパイスの香りが満々なのに 
優しい和の丸みがあふれている!

※本人から訂正希望があり 「カリーバカ」とさせていただきます。






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麺は変わらず 喜多方麺。
だが もしかしたら この麺はカレーのために在ったのかもしれないとでさえ思う。






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カレーである。スパイシーである。甘い。丸い。
シャキッとしてて丸い。
これが喜多方とカレーの融合ということなのか!




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具のチョイスがいい!





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具のチョイスがイイっ!





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ん~~~ 前回惚れたこの玉子も
もしかしたら 支那そばのためではなく 支那そばカレーのために在るのかもしれない。





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食べはじめから 食べ終わりまでずっと奥歯を稼動させるのは
ザクザクタマネギとひき肉。
このハーモニーがカレーと融合して 美味くないわけがない。
さらにはそこに加えて
どこかで修行してきました系の 
カレーとスパイスにはまりすぎちゃってとうとうお店出しちゃいました系の
日本人がやってるカレー屋さん系の
奥さんに「カレーバカ」「カリーバカ」と呼ばれるあの店の大将が足げく通う系の
そんなお店のカレーのスパイスの香りがムンムンとあがってくるのである。

※本人から訂正希望があり 「カリーバカ」とさせていただきます。




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数々のカレーラーメンを食ってきた。
さんざん食ってきた。
その俺が25年以上生きてきた中で 
俺史上最強カレーラーメンだと言える。
いや 言えない。
これはカレーラーメンではなく 支那そばカレーなのだから。



 
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