ラーメン 力 福岡店 - りき
力
福岡市早良区飯倉2-1-11
麺:細 スープ:トローミー
価格:600円 替え玉:100円
今日は講釈多めで
★★★★☆
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在るのはずっと知ってた。
なかなか行けなかった。
ほら あの道が出来てから あっちから行くときはあそこ通るし
こっちからはこの道通るし 荒江交差点からあの角までは
あの新道のおかげでフラットスポットになった感じするよね。

北九州の力(りき)。その名前も知ってた。
俺の生涯、学生時代からいくつかの仕事を重ねたけれど
なぜか北九州とは縁遠い。なぜだろう?
その北九州のラーメンが福岡で食える。ありがたい。
福岡都市圏で近隣周辺域のラーメンはなかなか浸透しない。
熊本ラーメンのお店は数軒しかなく 鹿児島も大分も佐賀も数えるほど。
大牟田・北九州も皆無で 久留米がわずかに奮闘。
福岡はラーメンに関しては我が強いんだろうか?
いや、土着しすぎているんだと思ってる。
あっちの店こっちの店行く人なんかたかが知れてて
みんな自分の1軒を持っててそこに落ち着く。
そしてよっぽどでない限りは冒険はしない。
それが「尾道」とか「北海道」とか 明らかにベクトルが違う方向を向いていたりすれば興味も湧くのだろうけれど
九州域の「とんこつ」ベクトルだと それを違うものとは認識しにくいというのも一因だと思っている。

食券機の上に トンコツオブジェ!
これは新しいwww

ご飯とのセットでいただく。
ラーメン600円 ごはん150円だから 50円お得。
と思いきや 辛子高菜も100円なので なんと150円もお得。

あっ!!! 細麺!!!
こないだなんかのテレビで「北九州は久留米が源流説」 を聞いた。
俺は「久留米はもともと細めんじゃない説」を推す。
久留米はそもそもちょっと太目の水分多めで それがいかにも「ちっごのラーメン」だった。
もちろん替え玉も無かった。
今は 久留米も細めんばかり。
替え玉という単価アップ策に各店が乗っかったせいだと思っている。
熊本佐賀大分も増えてきた。
細麺がキタキュウも侵食しているんだろうか?
それとももともとキタキュウも細麺なんだろうか?
郷に入れば郷の麺を食したいとは思っているんだが
どんな郷も時代の流れに乗っているわけで これはこれで今の郷であり
何か文句があるのかと問われれば「いいえなにもございません」と答えるだけで。
ただ頭の中では「昔ながらの麺も食べたいなぁ」とは思っているわけで。

キタキュウはゴツい。
それは知ってる。
久留米とはまた違うゴツさがある。
それも知ってる。

トローミーである。
一般的にはこれを「こってり」と呼ぶんだろう。
ではそれは味が濃いことを指すのか。それとも粘度だけを表現したものなんだろうか?
確かに粘度は高く 口の中のすべてにまとわりつく。

高菜! これはいい!
油いため? 辛味もジャスト。
メシがイケる!

そう スープ。
口の中のありとあらゆる場所にゆるやかに侵攻するネットリ感。
だが「味が濃い」とはまた別。
味自体は意外やそれほど濃くは無い。
ちょうど良いダシ感や味の濃さが 粘度の高い液体に包まれている。
頬の内側に 舌の裏側に 喉の入り口にその味わいをじんわりと残しつつ
だが しつこくは無い。
なるほどこれが北九州か。

メシ漬けが合わない。
=味濃い濃いではない。
絶妙なバランスの味わい&強粘度に舌鼓。

チャーシュー。 絶品。
このトローミーなスープを全身にくまなくまといつつ
このラーメンの中で重要な役割を担っていることを 全身で表す。
このチャーシューは すばらしい。

切り落としが売ってた。
いや、売り切れていた。
ぜひ欲しいと思った。
いつごろ来ればありますか?と尋ねてみた。
「あるときにあるとしか言いようが無いし もしあっても即完売してしまう」とのお店の方のお答え。
う~~~ん これは欲しい。 欲し過ぎる。
これで焼酎呑みたい。
ここの辛子高菜とチャーシューで焼酎呑みたい!

そうか! この店で呑めばいいんだ!
近いうち行こーっと!
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