一番軒-いちばんけん

午前2:00
川沿いの暗闇。静まり返った団地の傍らのラーメン屋さん。
お店に入ると、おっちゃんカウンターの中で座ったまま熟睡。
声をかけると・・・・起きない・・・
カウンターにたった一人のお客さんと顔を合わせて少し笑って
もう一度おっちゃんに少し大きめに声をかける。
「すいませーん」
はっとして起きたおっちゃんに ラーメンとメシのオーダーをする。
やおら2リットル入り業務用のおたふくソースをシェイクしはじめるおっちゃん。
フライパンを温めて もやしを投入。豚肉も投入。ソースのいい香りが・・・
ん?そんなはずはないぞ。
おっちゃんにオーダー確認をする。
「頼んだのラーメンよ?」
「え?やきそばとメシって言わっさんやった?」と筑後弁が帰ってくる。
ラーメンである旨を再度伝え、またカウンターのお客さんと目を合わせて笑う。
ふとそのお客さんの食事を見れば・・・・やきそばとシロメシ・・・
デ・ジャヴかよ・・・・
ねぼけすぎやろ!>おっちゃん!
というわけで 出てきたラーメンは 思いっきりインスタント生ラーメン風味。
まずくはないですけどね。
このおっちゃんは夜9時から朝4時までの担当らしいです。
夜9時以降に行くことをオススメします。特に午前2:00あたりはツボかも。

圧倒的昭和後期がここにあります。
おいしくはないんですがオススメです。
雰囲気ごと味わってください。